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第43話 魔力の目覚め

Auteur: 月歌
last update Date de publication: 2026-01-21 19:24:45

深夜に女医の治療を受けた後、自室に戻った智也はモモがもぐり込んで眠っているベッドの中に入り込んで睡眠を貪った。

次の日、多少あそこが痛かったものの昨夜ほどの痛みは無かった。

先生から、炎症止めだと持たされた茶色の臭い液体を一口飲むと、口の中が一気に苦くなった。智也は、慌てて水を飲もうと思ったが部屋に置いた壺の水が空になっていた。

智也は、すぐ隣の控え室にいた召使に声をかけて新鮮な水を持ってきてもらった。

その女の召使から聞いた話だが、蓮の魔法によって裸でカインのベッドに瞬間移動させられた正妃フレアだが、噂話では昨夜カインの部屋から裸で逃げ出したらしい。

その話をしてくれた召使が部屋を出て行った後、智也は何もない壁に向かって口を開いた。

「はー、あの話の具合だとカインの奴、未遂だな」

智也は壁に向かって話しかけた。

「っていうか、ベッドに裸の女がいて何で逃がすかな。私のときなんか、薬飲ませて痺れさせて無理やり処女を奪ったくせに」

智也は続けた。

「あ、分かった。側室と正妃じゃ扱いが違うんだ、……なあ、そう思わない、蓮?」

何もない壁に智也が話しかけると、魔法で姿を消して壁に寄りかかって
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